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戸建ては「貸す」か「売る」か?50㎡をひとつの目安に考えています

戸建てを所有されている方から、「この家は売ったほうがいいでしょうか?それとも賃貸に出したほうがいいでしょうか?」というご相談をいただくことがあります。

もちろん、立地や築年数、建物の状態、家賃相場などによって判断は変わりますが、私が一つの目安として考えているのが**「建物面積50㎡前後」です。

私の場合、50㎡程度までの比較的小さな戸建てであれば賃貸を検討し、50㎡を大きく超える戸建てについては売却をおすすめすることが多くあります。

50㎡前後の戸建ては賃貸との相性がいい

50㎡前後の戸建てでは、2LDKや3DKなど、夫婦や小さなお子様のいるご家庭、単身で少し広めの住宅を希望される方などにも使いやすい間取りが多くなります。

特に戸建て賃貸は、アパートやマンションと違い、上下階や隣室への音をあまり気にせず生活できることも魅力です。

そして、貸主様にとって重要なのが家賃収入と修繕費のバランスです。

建物がコンパクトであれば、退去後のクロスの張替えや床の補修、ハウスクリーニングなども、比較的費用を抑えやすくなります。

そのため、50㎡前後の戸建ては「貸しやすさ」と「維持管理費」のバランスが取りやすいと私は考えています。

大きな戸建ては修繕費も大きくなりやすい

一方、建物が広くなるほど、賃貸中の修繕費も高くなる傾向があります。

戸建ての場合、室内だけではありません。

外壁、屋根、雨樋、給湯器、キッチン、浴室、トイレなど、所有者様が維持管理しなければならない部分がたくさんあります。

例えば、建物が大きくなればクロスや床の面積も増えますし、部屋数が増えればエアコンなどの設備も増える可能性があります。

ところが、建物面積が2倍になったからといって、家賃が2倍になるわけではありません。

ここが私が重要だと考えているポイントです。

家賃は地域ごとの相場がありますので、大きな戸建てだからといって、修繕費の増加分をそのまま家賃に上乗せできるとは限りません。

「貸せるか」ではなく「貸したほうが得か」

空き家になった戸建てを所有していると、「売ってしまうのはもったいないから、とりあえず貸しておこう」と考える方もいらっしゃいます。

しかし、不動産会社として考えたいのは、**「貸せるかどうか」ではなく、「貸したほうが本当に所有者様にとって得なのか」**ということです。

私はその判断材料の一つとして、建物面積50㎡前後を目安にしています。

50㎡程度までなら賃貸、50㎡を大きく超えるなら売却も積極的に検討する。

もちろん、これは絶対的な基準ではありません。

築年数や建物の状態、立地、想定家賃、売却価格によって結論は変わります。

だからこそ、空き家になった戸建てについては「いくらで貸せるか」だけを見るのではなく、今後必要になる修繕費、固定資産税、空室リスク、そして現在売却した場合の価格まで含めて比較することが大切です。

「貸す」と「売る」の両方を比較して、その家に合った方法を選ぶことをおすすめします。